世界の種48:石製造機(垂直型)を作る

世界の種48が建築によさそうな世界だったので、建築資材を大量に集めるべく奮闘しています。

今回は、建築資材の要である石(丸石、石レンガ)を無限に生成するための石製造機(垂直型)を作りました。

今回作ったモノ

というわけで、完成品の動作状況を動画でアップロードしました。動作効率や使用感の参考にしていただければ幸いです。

石製造機とは?

マインクラフトでは、水流に溶岩流を流し込むと石が出来ます。ちなみに、溶岩流に水を流し込むと丸石が出来ます。どうせ砕石してしまえばどちらも丸石なのですが、掘り易さに違いがあるのかもしれません。

とにかく、水流と溶岩流は、水源と溶岩源が失われない限り無限に湧き出します。つまり、水流に溶岩流を流し込み、出来た石を取り出せば、無限に石を採取することが出来るというわけです。

その手順をなるべく単純化した装置が丸石製造機や石製造機と呼ばれる装置類です。

垂直型とは?

石製造機の基本的な構造は、出来た石をピストンで押し出し、押し出した先にスティーブが立って掘り続けるというものです。ピストンは12ブロックまで押し出すので、石を押し出す場所から13ブロック先で待機しておき、押し出された石の先端を掘ると次々と新しく出来た石が押し出されます。

良く出回っている石製造機は水平に押し出すタイプで、比較的単純な回路でコンパクトに作成する事が出来るようです。ただし、石を押し出すスピードよりも掘るスピードの方が速いと、スティーブから届かない位置で丸石がドロップしてしまうので、回収に一手間かかります。

回収の手間を省くにはどうすればよいかというと、TU19で追加されたホッパーを使うという手もありますが、貴重な資源をあまり使いたくないので、石を上から押し出すように垂直に石製造機を作ることにしました。

基本構造の組み立て

まずはスティーブの背の高さ2ブロック+ピストン押し出し12ブロック+13ブロック目を作る1ブロック分の空間の、合計15ブロックの高さを測ります。
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写真のブロックは12ブロックです。このブロックにさらにスティーブの分と13ブロック目の空間を足した位置、つまり16ブロック目に下向きのピストンを設置することになります。こんな感じですね。
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基準が出来たので、次は周りを組み立てて行きたいのですが、建設場所を検討しているうちに夜が来てしまいました。数日掛かりの建築になりそうです。
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翌日、早速周りを組み立てて行きます。押し出し口は中央なので、その隣接4方向が石を生成する空間です。さらにその外側4箇所に、内側向きでピストンを設置します。
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ちょっといびつな形をしています。内側に寄せるためのピストンと同じ高さの角の部分に水源を設置します。そうすると、隣接する両ピストンの正面まで水が流れ込みます。

上から見た図です。水の上にはガラスで蓋をしています。溶岩を設置した後、水源に溶岩流が流れ込まないようにするためです。Mx_snap_20150211_174557

4つの角のうち、2つは水源、もう2つが溶岩源用です。溶岩源は水源より1ブロック高くしてあります。水と溶岩は粘性が異なり、多くの場合、水の方が早く流れます。そのため、水源と溶岩源の高さが同じか、高さ関係が逆転すると、水流が溶岩源に流れ込んで黒曜石化してしまう可能性があります。(装置の作り方にもよりますが。)

斜めから見てみます。構造を理解していただけたでしょうか?
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あとは溶岩源を1ブロック高くしてある角の部分に設置します。
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この通り、ピストンの前を流れる水流に溶岩流が流れ込むので、そこで石になると水源は完全に閉じ込められた状態になります。ここまで組み立てると中の構造を外から把握する事が困難になります。想像力を働かせてください。

MinePlannerというツールで模式図のようなものを作ってみました。水流に溶岩流が流れ込む仕組みが理解いただけると思います。
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さて、後はレッドストーン回路でピストンを動かすだけですが、回路を組む前にテスト稼動させてみます。ピストンに直接レバーを設置してON/OFFしてみて、シミュレーションです。
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片側だけを動かし続けた結果、反対側のピストンが装置から押し出されてしまいました。このままではまずいですね。ピストンに押し出されない方法としては、お互い干渉しないように中央から6ブロック分離す(6+1+6の合計13ブロック分となり押せなくなる)か、ピストンの後ろに黒曜石を配置するかです。

後始末は面倒ですが、今回は黒曜石を配置します。その方が装置の規模を小さくまとめられるためです。
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バケツに溶岩を汲んできて、鋳型を作って流し込んで黒曜石を作ります。ここでもダイヤモンドのツルハシは節約です。こうして4つのピストン全てを黒曜石で固定化しました。
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あとは各ピストンにレッドストーンで動力を流すだけです。下から見るとこんな感じです。動作テストの時に作った石が押し出されてきているのがわかります。真下に採石場を作りました。
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RS回路の組み込み

ピストンを動作させる回路ですが、ピストンが押し出し続ける時間が長いと、水流や溶岩流が石生成部に流れ込むのを妨げ、効率が落ちます。そのため、全体をパルサーで動作させます。内側に押し出す用のピストンは、全て同時に動いて構いません。石を生成できているいずれかのピストンが動けば十分だからです。

内側に押し出すピストンに対して、垂直ピストンは遅延して動作させます。垂直ピストンが伸びている状態だと、生成できた石を内側に押し込める事が出来ないからです。

そういうわけで、今まで苦労していたのがパルサーとクロック回路の組み合わせです。TU19以前ではどうしても大規模化してしまい、回路も複雑になりがちでした。

しかし、TU19で追加されたコンパレータと、リピータのロック機能を使うと、非常にシンプルかつコンパクトにまとめる事ができます。
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右側がコンパレータを使ったクロック回路です。レバーONの状態で、定期的に左側の回路に電流を流します。レバーをOFFにすると回路は動作を停止します。単にコンパレータを減算モードにして、自分の出力を側面から流し込むだけです。クロック間隔は間に挟んだリピータの遅延で調整します。

左側がパルサー回路です。電流がOFFになった瞬間だけ、1tick長のパルスを上の回路に流します。リピータロックの機能を使っています。非常にコンパクトですね。

RS回路の詳しい説明はwiki等を参考にしてください。そのうち当ブログでも説明するかもしれません。

ではでは、楽しい採石ライフを!

2 comments

  1. 娘(7)が石を派手に使う為、足りず、その都度、頼まれて石を掘りに行って
    くるのが面倒なので、石製造機(垂直型)を参考に(というより丸パクリで)
    作らせていただきました。他の記事、情報も含め、ホントに助かっています。
    ありがとうございます。
    何度も何度もサイトの記事を読み、動画で再生と一時停止を繰り返し、RS回路
    の部分は努力をするも結局すべては理解できず、ただただ真似をしよう、と
    決意し、数時間かけて、準備と作業をしていきましたが、終盤の溶岩流し込み
    2ヶ所目の工程にて、「復活地点に近い為、溶岩を設置できません」的な
    メッセージが出て進められなくなった時には真っ白な灰になりました。。。
    でも、その後何とか気持ちを上げ、少しずらした場所に無事完成。今では
    娘から「いし、とってきて!」と言われ、上を向いて延々と石を掘り続けて
    いるガテンな毎日です。・・・って、あれ?結局オレが堀ってんじゃん!

  2. コメントありがとうございます。
    娘さんと一緒に遊べるなんてうらやましいです。
    そしてまんまと娘さんに「石の自動掘削機」にされてしまいましたね!
    実はこの記事のあと、さらに効率を上げるためにちょくちょく改善しているのですが、Youtube等にも参考になる丸石製造機の動画があるのでそちらもご覧いただければ参考になるかもしれません。
    RS回路は全て理論的に動作するわけではなく、いわゆるBUD回路なるバグのような挙動があったりするので、なかなか理解が難しいですね。
    とくにRSトーチ、リピータ、コンパレータは色々な特性を持っているので、特性を理解しつつ、さらに自分で装置を考えるのは大変です。
    次は鉄の無限資源化ですね!がんばってください!

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